MaaS・シェアリングエコノミーの発展がライフスタイルを変える
MaaSとは、「Mobility as a Service」の略語のことで、
移動手段である車や自転車など「モノ」の所有から
サービスと利用して料金を払うというスタイルのことで、
シェアリングエコノミーの発展したものです。
「as a Service」ということは、
自分が所有すしているモノでなくして、
サービスを利用料金を払えば使うことが出来る
ということです。
ドイツのBMWでは、実験して検証しています。
車は所有する時代から、サービスとして利用する時代へ
と移動することを見越しています。
BMWでは、近未来移動サービスの革命が起きて
車や自転車は所有するものではなくなり、
必要なときに、必要な分だけ(時間貸し)利用する
時代になっていくと読んでいるからです。
そのときになって、車を製造・販売する会社だけでは
企業としては成り立たなくなっていくことを考えると
今のうちから、その部門を立ち上げて参入しているのです。
世界的に見ても、車を取り巻く環境は大きく変化しています。
英・仏では、2040年までにディーゼルエンジンガソリン車の
販売停止を発表しています。
中国でも新エネルギー車への義務化をしています。
ダイソンも2020年、EV車へ参入を表明しています。
車に関しては、「自動運転」が大きく変えていくでしょう。
環境への配慮を考え、また少子化で働き手が減少していく中で
ドライバーの確保などを考えると
必然的に車はEV車が主流になるのは間違いありません。
また、車は所有するものから、シェアリングする時代、
カーシェアリングへと移行するのが間違いないでしょう。
スマホ片手に車の手配から、予約して、支払いまでが
出来るようになる近未来社会が近づいて来ているのです。
自家用車がゼロに近づく時代が来る。
そのことをトヨタも予測しているわけです。
車は売って稼ぐ時代は終わり、利用する時代へ、
持つ時代から利用して使う時代へと移行していく
ということ。
その時、車はシェアリングするときに、
今のままの製造メーカー・販売するだけでは
企業として成り立たなくなるということです。
個人の意識も、かつて昔は、
車は所有することに、ステータスを感じていました。
しかし現在、若者の多くは、車を所有することに魅力を
感じておりません。このことは、色々な調査結果からわかります。
車は所有してステータスを感じる時代から
移動する手段として運転しないことがステータスを感じる
時代へと移行していくということです。