詩人の吉野弘さんが亡くなられたことをニュースで知った。
吉野弘さんというと直ぐに「祝婚歌」という詩を思い出します。
かつて、ラジオから流れてきた朗読の音声に、耳を傾けていたあの頃を
思い出すんですね。
二人が睦まじくいるためには
「二人が睦まじくいるためには
愚かであるほうがいい
立派すぎないほうがいい ・・・・・」で始まる祝婚歌という詩は
ほんと、なぜだか、結婚というものの本質の一断面を自分の経験値から
ズバッと言ってくれているようで、なんど 口ずさんでも、味わいのあるものです。
結婚式の時のスピーチは、よく言われる話というのも、よくわかります。
結婚生活を続けるというのは、どういうことかが、しみじみとわかるもの。
これから、結婚するカップルへは、良いプレゼントになる「詩」です。
お互いが、熱くなっている段階では、あまり実感できないかもしれないが、
2年3年とたっていくと、お互いの欠点がよく見えるものです。
不思議とね。
その時に、この「祝婚歌」を二人で、もう一度読んでみることをオススメしますね。
それから、でも、ご破算にするのも、ご自由ということで。
はっとした、はてぶ・・の文章でした。
曰く、「人生の中で、一番辛い時期を一緒に過ごした人と結婚しなさい」
このことば、心して若者へ、贈りたいですね。
そのとおりだと思います。
よく成功者の言を聞きたがるものですが、
逆に、なぜ失敗したのかの言を聞くこともとっても、
勉強になります。
さらに、曰く、
「人生の中で一番辛い時期を一緒に過ごしていない女とは結婚しちゃだめだよ。
お前ら、今は女と付き合えるような状態じゃないとかもう少し余裕が出ないと彼女とか作れないとか思ってるだろ?
逆だよ逆。そういう時だから一緒にいる女を作るんだよ。
余裕ができた後に作った女なんて一文の価値もないぞ。」
いい時だけの女なんて、・・・・絶対結婚してはいけません。その逆もありですね。
一方だけが良いとか悪いとかではありません。
このことを、多くの人に伝えたいな・・・・。
あとは、どんなことを、笑っているのか?をよく観察することです。そのことで、違和感なり、?の気持ちがあったら、結婚するのは、おやめなさい。
悪いことはいいませんから。
お互いのためです。
でも、悪い時に一緒に過ごしてくれる人って、
今時、いるのか?
糟糠の妻・・・・昔の人は、ホントいいこと言ったよね。
全くのそのとおりだもんね。