詩人の吉野弘さんが亡くなられたことをニュースで知った。

吉野弘さんというと直ぐに「祝婚歌」という詩を思い出します。

かつて、ラジオから流れてきた朗読の音声に、耳を傾けていたあの頃を
思い出すんですね。


二人が睦まじくいるためには

「二人が睦まじくいるためには
 愚かであるほうがいい
 立派すぎないほうがいい ・・・・・」で始まる祝婚歌という詩は

ほんと、なぜだか、結婚というものの本質の一断面を自分の経験値から
ズバッと言ってくれているようで、なんど 口ずさんでも、味わいのあるものです。

結婚式の時のスピーチは、よく言われる話というのも、よくわかります。

結婚生活を続けるというのは、どういうことかが、しみじみとわかるもの。

これから、結婚するカップルへは、良いプレゼントになる「詩」です。

お互いが、熱くなっている段階では、あまり実感できないかもしれないが、

2年3年とたっていくと、お互いの欠点がよく見えるものです。

不思議とね。

その時に、この「祝婚歌」を二人で、もう一度読んでみることをオススメしますね。

それから、でも、ご破算にするのも、ご自由ということで。