生活保護の受給者が200万人を超えているんだそうです。どこの国かも思いきや日本の国です。

戦後日本でも混乱期を除いては、創設以来とのことで、生活保護にかかる経費は、3兆4000億円を超えるとのことです。よく九州のある市の場合での、受付で申請している場面がテレビでやってました。

この生活保護のことは何も先進国だけではなくて、後進国でもあります。

バングラディッシュという国の1人当たりのGDPは700ドルということで、日本の65分の1程度とのことです。

ユヌス氏という方は、マイクロクレジットを創設して農村の女性へお金を利息をとって貸し与え、5人での連帯責任を持たせることで、年に98%は回収できているそうですが、これによって、女性の生きる自尊心を生むことが出来る点に、一番の目的があるようですね。

生きる自尊心をなくすような制度では、いくらやっても自力では生きていけない。。というより生きて行かないというなんとも矛盾するような制度になって、ッ制度自体を崩壊させかねないものにしてしまっているようですね。

要は、制度がいくらあっても、自尊心がなくなれば、自分で働いて生きていくということに、意味を感じなくなってしまいますね。

日本でも、生活保護の方が、働いて稼ぐよりなんだか楽なようなことになってしまっているのが、今の制度のようなのです。

それでもみんな、一度生活保護を受ければ、なにも苦労して働かなくてもいいや・・というふうになります。

この点は、いっくら制度を充実しても、人間のことを知らなさすぎだといっくらやっても残念だけど、同じでしょうね。

生活保護で貧困はなくならない・・・ということをユヌス氏はいっていますが、この言葉に日本の政治家は耳を傾ける必要があるんではないでしょうか。

人間制度、お金だけでは、生きる事に真摯に向かい合わないのではないでしょうか・・・。