男子81歳を超える・・・日本の社会になった。
日本人の平均寿命が最高の更新しました。
総務省によれば、2017年 男性81.09歳 女性87.26歳
となったとのことです。
世界平均寿命
女性では
1位 香港 87.66
2位 日本 87.26
3位 スペイン 85.784
男性では
1位 香港 81.70
2位 スイス 81.50
3位 日本 81.09
一方で、日本人の健康寿命はと言えば、
男性72.14歳 女性74.79歳
健康寿命から平均寿命までの期間をいかに
縮めていくかが、これからの課題でしょう。
これに関して、次の本が参考になります。
社会は変えられる: 世界が憧れる日本へ
とても参考になる見方があります。
「これまでの医療は感染症対策、しかし今後は”食べ過ぎ””運動不足”
“ストレス”の生活習慣病をターゲットにすべき」
「2周目を生きる人は、1周目を支える社会活動や緩やかな経済活動をする。それが免疫力を高め、生活習慣病に挑むことになる」
この本の中に、今後の課題への取り組み方の提言が書かれてある。
高齢社会イコール、課題だらけで思考停止するものでもないし、
別の視点で見ればいいだけのことではないのか。
そう思えるほど、俯瞰的立場から書かれてあると思う。
なぜか不安ばかり煽るメディアに対する一つの取り組み方と
して一読に値すると思う。
「自己の役割を持ち続けることが認知症予防に」
「公的保険より魅力的な民間保険で健康へのモチベーションを高める」
「従業員の健康を考える”健康経営”の企業に」
「地域包括ケアシステムの街づくり、生きがいの場としての農業」
「サ高住からシ(仕)高住へ」
取り組み方は、生き方の発想の転換を促すようになってくる。
自分だけという生き方では社会制度自体が持たないですから。
これからの社会は、単なる余生を生きるという退職後の生活ではなくて、
老年という定義から変えないと行けないでしょうし、
ゆるく社会とも接点を持って生活していくということで、
社会制度を維持していくことでしょうか。
少子化社会の中では、労働人口が減少していくわけですから、
60歳移行も、第二の仕事をして生きていくということを
社会のコンセンサスとして築いていくことが必要でしょう。