食品ロスの現状・内訳ですが、
家庭からの発生が約45%なんです
食品ロスの現状は、2000年度、家庭では433万トン。
2015年度は289万トンへと推移してます。
食品ロスの数値目標として30年度までに半減する
というのが政府の目標のようです。
この目標数値は、国連に習っているようで、
持続可能な開発目標(SDGs)によっています。
「30年までに小売・消費レベルにおける世界全体
の1人当りの食料の廃棄を半減させる」が国連の目標
となっています。
食品ロスの内訳のうち、
小売店・飲食店など事業所などからは、357万トンで
家庭と合わせると646万トンです。
1日1人当り約139グラムでお茶碗一杯のご飯を捨てている
ことになっています。(2015年度)
食品ロスの割合は約45%が家庭から出させれている。
(646万トンの内289万トンは、約45%が家庭から)
ある試算によれば、4人家族の1世帯の食品ロスの
金額ベースに換算すると年間6万円くらいになる、
ということです。
単純に見ても、もったいないかぎりで、不経済そのもの。
安いセールストークに飛びついて思わず買いすぎてしまう
ということも、消費者の側からも課題があります。
食品ロスを減らすには、個人だけでも無理です。
自治体や事業所、消費者が一体となって推進していかないと
無理でしょう。
行政では削減計画を作成して、
消費者や事業者は、食品ロスへの理解と関心を
深めてもらえるように、教育、啓発していく必要があります。
消費者は、まず安物買いでの買いすぎは注意する。
つぎに、賞味期限は「美味しく食べられる期限」の定義を
よく理解すること。
「賞味期限」で期限がすぎるといきなり食べられなくなる
のではないのです。このことをまず理解してもらいます。
消費者は、自分の五感を使って判断できるようにすることです。
事業所には、フードバンクの推進などの啓蒙でしょう。
すでにセブン-イレブンなどでは、すでにこの福祉施設などへ
提供していくことなど、行っていますね。
食品ロスがあるといっても、人間が全て廃棄している訳です。
行政、事業所、そして消費者が、一体となって
推進していってはじめて効果が出てきます。
小さな実績の積み重ねるしか、食品ロス削減は達成できません。
消費者からでる(家庭から)の食品ロスが発生割合が
半分が相当することを、今一度考えていくことですね。