日本ではがんに罹る人が2人に1人ががんに罹って、3人に1人ががんで亡くなっていくんだそうですね。素人目にもみてもこれだけ医療が、最先端の医療技術が発達しても「死」は確実にあるわけですね。

以前本で読んだことがあったんですが、死を迎える人にとって、様々な迎え方があると聞いたことがありました。受容として満足の人生で感謝で亡くなっていく人、苦しみの中で亡くなる人、後悔の念を口にして亡くなっていく人、・・・様々のようです。これは、医療従事者であれば、多くを現場でみてきているのが実情でしょう。看護師の人ならなおさらのようですね。

医療技術が発達しても、人生の苦悩は救うことはできないでしょう。そればかりか、今の医療は、なぜか死というものを、直視しないで、生のみの部分しかみないのか、患者の心の苦悩には寄り添うことは少ないというのが現状のようです。

あえて顧みる時間がないのかどうかは別として、今後の医療現場で行われていることは、緩和医療へも力を入れていかないと持たないのではないでしょうか?
増え続けるがん患者に対して治療効果が認められない人を病院にはいることができなくなっている今のシステムで、その先のことは、どれくらいケアしているのか?を考える時、とても恐ろしいような状況があると思われます。身内にもあったことで、想像することが出来るようになりました。

これからは、医療現場での心のケアこそが、重要視されていかないと、人間は単なる医療モルモットに過ぎなくなると思わざるを得ません。

これからの医療には、ぜひ心のケアを大事にするようになってほしいものですね。